在来種のそばとは?

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在来種のそばとは?

在来種のそばとは?


そば好きの中では有名なのが「在来種のそば」。
「在来種」とは、つまり「外来種」の逆であり、その土地固有の品種のことです。

昭和20年頃までは日本のほとんどの地域で、まだ「在来種」が栽培されていたと言います。

その頃を知る方、例えば昭和初期生まれくらいの方に伺うと、「私が若かった頃の蕎麦は、もっと旨かった」と口を揃えます。

現在は品種改良されたそばが日本全国広く流通し、手軽にそばが食べられるようになったかもしれません。ただ昔程、土地それぞれの「個性」のようなものが無くなっているのではないでしょうか。

 
 
みなさんはそばの実をご覧になった事はありますか?
長さ6mm程度の小さな黒です。一見、全て同じように感じます。しかしそばの実というのは、品種、産地、栽培方法や収穫後の処理方法によって、味が大きく変わってくるものなのです。
例えばそれは、「お米」が、産地や品種で食味がまったく異なるのと似ています。
ここ赤花地区で作られてきた「在来種」は、一般的な品種に比べ収穫量は半分程度ですが、風味がよく粘りがあって「そば粉100%」の「十割そば」を打つ事ができます。


 
全国各地で地域固有のそばが消える中、貴重な種を生かそうと、1991年、地域住民で生産組合を設立、このそばの郷のオープンに至りました。そして、地元の方はもちろん、観光客の皆様に訪れて頂き味わって頂く事で、赤花そばを現代に残すことができています。本当にありがとうございます。
 
「赤花から日本一のそばを…」そんな気持ちでそばを栽培、製粉からそば打ちまで行い、本物のうまさを研究、追い求めています。